TOP
私たちがめざすこと
事業紹介
旅あるきアドバイザー
時代カフェ
リンク
法人概要
お問い合わせ
お知らせ
BLOGS
 


ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失


神村 さんの日記

 
2016
8月 2
(火)
16:10
「読書通帳」は・・・
本文

 オープン以来一か月、新図書館は順調のようだ。私も快適に利用させてもらっている。

 館内を見ると若い人だけでなく中高年層も多く見受けられる。一階のオープンギャラリーやブックカフェで休憩したり、おしゃべりしている人たちも目立つ。図書の貸出だけでなく、目的・年代等多種多様な利用者の増加は周辺商店街や他施設にもいい影響を与えるのではないかと思う。

 

 また自動貸出機やネットサービスなどの新しいシステムも充実させているが、ただその中で気になったのが小中高生対象の「読書通帳」だ。これは子供たちの読書意欲を引き出す効果はあるが、やり方を間違えると新たな問題を引き起こす。

 

 ジャーナリストの日向咲嗣氏は2010年日本で最初に読書通帳を導入した山口県下関市の中央図書館について失敗例として次のように報告している。
 それによると「同図書館は読書通帳を導入して以降、貸出件数が一年で3.5倍、冊数も四年で3倍に増加した。しかし実態は100冊達成者に記念品をプレゼントするなどのキャンペーンにより、子供たちは読みもしない本を自動貸出機で大量に借り、ゲーム感覚で冊数の増加を競ったという。さらに貸出冊数の実績により委託料が変動する為、指定管理者スタッフも大量の本を借り、そのまま返却ポストに放り込むという不正行為も行われた。
 読書通帳だけでなく民間委託の問題も背景にあり、下関市は契約満了時に民間委託から直営に戻した。」(Business Journal )という。

 

 全国3例目の「TSUTAYA図書館」として今年3月にオープンした宮城県多賀城市の市立図書館でも似たような問題が指摘されている。

 

 子供たちに読書を習慣づけてもらうための工夫は必要だし、キャンペーンやイベントも時によっては有効な施策になる。読書通帳もそのひとつかもしれない。ただこれはあくまで手段であり、それ自体が目的になったり数字を追い求めるのは本末転倒だ

 

 米沢の図書館ではくれぐれもこのようなことのないようにしてもらいたい。

閲覧(2602)

私たちがめざすこと | 事業紹介 | 旅あるきアドバイザー | 時代カフェ | リンク | 法人概要 | お問い合わせ | お知らせ | BLOGS

Copyright © 2014 NPO法人よねざわ情報館