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神村 さんの日記

 
2015
11月 30
(月)
19:20
能も狂言も歌舞伎も・・・・
本文

 先日国立能楽堂で能と狂言を鑑賞した。狂言も能舞台で演じられるもので、式三番を含めた三つを合わせて総称「能楽」と呼んでいる。

 能に興味を持ったのは一昨年歌舞伎の「黒塚」を観てからだ。「黒塚」は福島県二本松市安達ケ原の鬼女伝説を題材にしたものだが、もともとは能の演目だった。同じ演目で歌舞伎と能とではどう違うのか興味がわいた。
 同演目の二つの舞台を観ての素人目の感想では、歌舞伎と能との違いは「動」と「静」の違いであると感じた。
 歌舞伎は観客を楽しませるためには何でもありで、いろいろな仕掛けやアイディアを駆使し激しく大胆な演技や演出を繰り広げる。大げさな見得や六方、廻り舞台やどんでん返し、宙乗り等々、これでもかこれでもかと手法を変えて次々と観客に訴える。
 これに対し能は極限まで動作が省かれたゆっくりとした「静」の動きの中に物語を表現している。能は歌舞伎のようにイヤホンガイド等の解説はないが、事前に歌舞伎を観ていてストーリーが頭に入っていたせいか動きの少ない能でも十分に楽しむことができた。

 狂言師の野村萬斎は以前テレビで、『「強調する表現」が多い西洋文化に対し、日本の能や狂言は「省略の文化」だ』と語っていた。

 歴史上の人物や出来事がつながってくると歴史は格段に面白くなる。それと同じように伝統芸能も単体だけではなく、ほかの芸能や演目とのつながりで観ると一層楽しくなる。
 歌舞伎は「黒塚」だけでなく、「棒縛り」は狂言から、「仮名手本忠臣蔵」は人形浄瑠璃から等々、他の芸能から取り入れた演目が多い。また、踊りや三味線・太鼓・大鼓・小鼓などの伴奏等もうまく取り入れている。これらはお互い相互に刺激しあい、そしてうまく合体しあいながら一体となって発展してきたことが分かる。
 能は以前「猿楽」と言われ武士のたしなみとされてきた。織田信長は能が好きで自分でもよく舞っていたし、上杉鷹山の養父上杉重定はあれだけの財政難にもかかわらず能を楽しむために散財を続けた。しかしそれでも、これらは庶民が楽しむ娯楽であることに変わりはない。

 伝統芸能と聞くとより敷居が高くなるが、素人だからこそあまり肩ひじ張らずにこれからも楽しみたい。「能」も「狂言」も「歌舞伎」も「浄瑠璃」も「文楽」も・・・・。
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