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神村 さんの日記

 
2015
4月 29
(水)
16:20
「平成中村座」の挑戦
本文

 5月連休までの期間限定だが、「平成中村座」が浅草寺境内で歌舞伎を上演している。

 「中村座」は江戸時代幕府から歌舞伎興行を許された江戸三座の一つで、猿若勘三郎(初代中村勘三郎)によって当初東京京橋付近に建てられた。これが江戸歌舞伎の発祥と言われている。その後浅草に移転したが、町の名称も浅草聖天町から猿若町に改められたほど大評判となった。

 「平成中村座」は3年前亡くなった18世勘三郎がもっと多くの人に歌舞伎に親しんでもらいたいと、2000年隅田公園内に江戸時代にタイムスリップしたかのような芝居小屋を開設したのが始まりだ。

 そして今回2012年に18世勘三郎が亡くなってから3年振りに、その息子である勘九郎、七之助兄弟が浅草に復活させた。

 会場は江戸時代のように履物を脱いで上がり、前の席はいすではなく座布団席になっていた。座布団に座ると舞台との距離が非常に近く感じられた。役者は花道だけでなく客席の間を通って出入りしたりする。これらはすべて観客と一体化するための意識的な演出や工夫だ。
 下駄タップダンスをとりいれた楽しい演目もあり、観客に無条件で楽しんでもらいたいという意向が強く感じられた。

 故勘三郎は若手の頃からより多くの人に歌舞伎を楽しんでもらおうと奮闘してきた。一日3回公演や低額の料金設定実現を主催者と交渉したり、野田秀樹等現代劇の演出家への演出依頼等々、亡くなる直前まで精力的に取り組んできた。

 若者でにぎわう渋谷にあるコクーン劇場での新しい歌舞伎は、現在では「コクーン歌舞伎」として定着している。歌舞伎の鳴り物と言えば太鼓、鼓、三味線等と決まっているが、ここではドラムやトランペット等で効果音を出していた。従来の伝統にこだわらない新しい発想の演出だが、全く違和感はなかった。

 伝統を踏まえつつも江戸時代のように多くの庶民がわいわいがやがや言いながら、気軽に楽しめるようにもっと敷居を低くしてもらいたいと思う。
 故勘三郎は生前「生涯改革派でいたい」と語っていた。その遺志は今、勘九郎、七之助兄弟や獅童、猿之助等若手中堅層に受け継がれている。

 「平成中村座」や「コクーン歌舞伎」の挑戦を応援したい。
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